エコキュートの概要
我が家は、2006年にオール電化に切り替え、エコキュートを設置しました。それまでは、ガス給湯器とガスストーブを使っていましたが、エコキュートなら電気100%で給湯が出来るため、ランニングコストの削減が期待できると考えたからです。
エコキュートは、空気中の熱を回収して、お湯を沸かすシステムです。電気料金が安い夜間(23:00~7:00)の時間帯に電気を使ってお湯を沸かし、それを貯湯タンクに蓄えて、昼間や日照量の多い時間帯に給湯に利用します。
エコキュートの種類
エコキュートは、以下の2つの種類に分けられます。
- ヒートポンプ式
- 電気温水器式
ヒートポンプ式
ヒートポンプ式は、エコキュートの最も一般的な種類です。空気中の熱を回収してお湯を沸かすため、電気温水器式に比べて効率が良く、ランニングコストを抑えることができます。
電気温水器式
電気温水器式は、ヒートポンプ式に比べてシンプルな構造で、故障のリスクが低いというメリットがあります。しかし、効率が悪いため、ランニングコストはヒートポンプ式に比べて高くなります。
エコキュートのメリット
エコキュートには、以下のメリットがあります。
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ランニングコストの削減
エコキュートは、ガス給湯器に比べてランニングコストが安いと言われています。これは、ガス給湯器は都市ガスやプロパンガスなどの燃料費がかかりますが、エコキュートは電気料金のみで済むためです。
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環境への配慮
エコキュートは、ガス給湯器に比べてCO2の排出量を抑えることができます。これは、エコキュートは太陽光エネルギーを活用してお湯を沸かすため、化石燃料を燃焼させる必要がないためです。
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メンテナンスの手間が少なさ
エコキュートは、ガス給湯器に比べてメンテナンスの手間が少ないというメリットがあります。ガス給湯器は、定期的に点検や交換が必要になりますが、エコキュートは、10年に1回の法定点検のみで済みます。
エコキュートのデメリット
エコキュートには、以下のデメリットがあります。
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初期費用が高い
エコキュートの設置には、初期費用がかかります。ヒートポンプ式エコキュートの場合、100万円前後の費用がかかるのが一般的です。
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停電時の給湯ができない
エコキュートは、電気で動くため、停電時には給湯が出来なくなります。そのため、停電の多い地域にお住まいの方は、ガス給湯器と併用することを検討するとよいでしょう。
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騒音が大きい
エコキュートは、圧縮機を動かすため、運転音が大きい場合があります。そのため、住宅地など、周囲の住民に配慮する必要がある場合は、騒音が少ない機種を選ぶとよいでしょう。
我が家のエコキュート
我が家のエコキュートは、ヒートポンプ式のもので、出力は370Lです。設置費用は、約100万円でした。
エコキュートを設置してから17年が経ちましたが、これまでに一度もだけ故障ありました。お湯が出なくなりました。保証期間中だったので無料で修理をして貰いました。
また、停電時の給湯が出来ません。今のところ停電は一度も無いですが……
エコキュートは、ランニングコストの削減や環境への配慮など、さまざまなメリットがあります。しかし、初期費用が高く、停電時の給湯が出来ないなどのデメリットもあるため、設置を検討する際には、メリットとデメリットをよく検討することが大切です。
まとめ
エコキュートは、環境に優しく、省エネ・節約効果も期待できる、魅力的な設備です。しかし、初期費用が高く、停電時の給湯ができない、設置場所が限られるなどのデメリットもあります。
エコキュートの設置を検討する際には、メリットとデメリットをよく検討し、ご自身のライフスタイルに合っているかどうかを判断することが大切です。